JB64センターコンソール用モールシステム自作

JB64センターコンソール用モールシステム自作

前回、アシストグリップのカバーを作成しました。
今回は、同じ素材を使ってセンターコンソールのカバーを作成しました。
手芸経験は「小学校の授業のみ」というド素人なので参考になるかわかりませんが・・・。

1 型紙作り

厚紙をコンソールに当て、ペンでなぞり、型紙を作ります。
大きめに切って、その後微調整しました。

サイドと正面、2枚の型紙を作りました。
反対側のサイドは型紙を裏返せば利用可能です。

2 裁断

生地に型紙をあて、印を付けます。
本来はチャコペンを使うのですが、縫い合わせて見えなくなるので油性マジックを使用しました。
(今回使用した生地がバリスティックナイロンで裏地にコーティングがあり、色も黒のため、マジックを使用しました。)
印の上を縫いますので、その1センチほど外側を裁断します。

生地の裏面です。

裏地にも同じ素材を使用するため、3面それぞれ2枚ずつ裁断します。この際、型紙の向きに注意!!

写真はありませんが、各面を繋ぐために、幅3センチほどの短冊状のパーツも2枚裁断しました。

3 ナイロンテープの縫い付け

モールシステムの規格に合わせ、1インチ(2.5cm)幅のナイロンテープを縫い付けます。
テープとテープの間も1インチです。
縫い付ける間隔は1.5インチ(3.81cm)になります。
全体のバランスを考慮し、4cm間隔で縫い付けました。
1.5インチ幅の厚紙を挟んで縫うと、幅が均等になりやすいです。
また、装着した際、突っ張る事を考え、ナイロンテープにゆとりを持たせる目的もあります。
強度を上げるため、折り返して2度縫っています。

コンソールは水平ではなく、斜めになっているため、ナイロンテープが水平になるように調整して縫いました。
2本縫い付けたうちの上段、車両前方側は固定するためのマジックテープを縫い付けるので、長めにしています。
正面のパネルにはボールペンや、フラッシュライトを装着したかったので、ゆとりを持たせてナイロンテープを縫い付けました。

4 各パーツの縫い付け

向きに気を付けて各パーツを縫い合わせていきます。
3面縫った後でひっくり返すので、表面どうしを合わせて縫います。
各パーツを繋げるのは短冊状に切ったパーツです。(切り口が表に出ないように折り返して縫っています。)
本来はまち針などで固定すると思うのですが、どうせ余った場所を切り取るので、ホッチキスで止めました。
これが楽で簡単でした。

縫った後で、余った布を切り取ります。
それぞれのパーツができたらひっくり返します。

ひっくり返した後に気づいたのですが、折り返した部分がぼんやりするので、外周を縫いました。

5 型崩れ防止

布だけでは自立しないので、プラスチックの板を入れました。
使わなくなったバインダーを利用しました。
下敷きやプラ板でもいいと思います。
最初から型紙をプラ板で取れば一石二鳥かもしれません。

上:挿入するプラスチック板
下:型紙

型崩れ防止用の板を入れた後、布を内側に折り込んで縫い付けます。

6 マジックテープの縫い付け

余らせて縫い付けておいたナイロンテープにマジックテープを縫い付けます。
構造上、コンソール前方側(車両進行方向側)の上部にテープ1本分の隙間しかありません。
その隙間に実際にナイロンテープを通し位置決めします。

7 完成

しっかり自立する事で、ピッタリ装着できました。
プラ板が入っている事でサイドにポーチなどを付けても型崩れしないと思います。
空気清浄機やボールペン、フラッシュライトがスッキリまとめられました。
走行中にズレることはなく、使い勝手良好です。

空気清浄機のコードを隠すのにも一役かいました。

8 まとめ

簡単な手順にまとめましたが、実際は何度も失敗して縫い直したり、構造を変えたりして最終的にこの形になりました。
知識も技量もない状態で作り始めましたが、なんとか形になりました。
使い勝手も良く、生地の質感のおかげで満足いく物が作れてよかったです。
この記事が参考になれば幸いです。

終わり。

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