スタンスミスと言えば、「世界一売れたスニーカー」としても有名な、白スニーカーの定番品です。
クリーンなイメージで、どんなファッションにも合わせやすく、重宝するアイテムです。
しかし、「白」が故に、汚れが目立ちやすいです。
スタンスミスのメンテナンス方法は色々なサイトで紹介されていますが、元々そんなに汚れていない物や、洗剤をつけて拭き取るような物ばかりです。
レザーのダメージを考えればそれが正解かもしれませんが、今回は、汚れ、ダメージ共に酷いので、ダメ元でハードな方法をとりました。
状態の確認
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かなり酷いです。普段のメンテナンスは写真にあるジェイソンマークのシューケアキットと、撥水スプレーを使っています。今回は、こちらは使いません。
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左足から靴を脱ぐ癖があり、その際右足で踵を押さえるので左踵内側に傷が入っています。靴には所有者の癖が出ますね。(ちなみに靴の所有者は妻です。私は靴好きなので、こんな脱ぎ方はしません。)
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内側も擦れて、表面が剥がれています。
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シュータンにはハトメの青サビが移り、表面がはげた箇所があります。シューレースも汚れています。
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次のスタンスミスを購入していたので、比較してみました。
かなり酷い状態だというのがお分かり頂けたと思います。
早速、綺麗にしていきます。
使用した洗剤
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漂白剤(ブライト)はシューレース用です。
洗う。
洗う。洗う。ひたすら洗う。童心に返って、上履きを洗う様な感じでゴシゴシ力強く洗いました。
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洗った後は、よく濯ぎます。
シューレースは石鹸でもみ洗いしてから漂白剤で漬け込み30分
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シューレースの洗浄前、洗浄後
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![](https://i0.wp.com/banbonlog.com/wp-content/uploads/2020/07/靴紐After-scaled.jpg?resize=1100%2C825&ssl=1)
脱水
フツーに洗濯機で脱水にかけました。
脱水後の状態
![](https://i0.wp.com/banbonlog.com/wp-content/uploads/2020/07/スタンスミスメンテ前-2-2-scaled.jpg?resize=1100%2C953&ssl=1)
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泥汚れはそこそこ落ちましたが、ブラシで擦った事で、表皮が剥がれた箇所があります。
乾燥
室内で丸3日乾燥させた状態がこちら。
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着色
傷が目立つため、コロンブスのアドカラーを使って着色します。
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説明書では、傷部分を400番台のサンドペーパーで削るように書いてあります。
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準備ができたら、アドカラーを塗っていきます。
![](https://i0.wp.com/banbonlog.com/wp-content/uploads/2020/07/IMG_3104.jpg?resize=1024%2C768&ssl=1)
綿棒で塗っていきます。しかしこれが失敗の原因
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ムラになってしまいます。
布で塗り込む。
靴磨きと言えば、柔らかい布でしょ。と言うことで、布で塗りこんでいきます。
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しかし、塗れども塗れども、ムラは解消しません。それどころか余計酷くなっていきます。
諦めかけていましたが、「レザー(皮膚)にムラなく塗るにはお化粧道具しかない!」と閃き、ファンデーション用のスポンジを使ってみることにしました。
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これが大正解。ムラ無く綺麗に塗れます。しかも塗りやすい。
サイドや踵なども塗りました。
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仕上げに、ほつれた糸を切り(着色前にきった方が良い)シューレースを通します。
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ぱっと見は綺麗になりました。
傷や、履き口のレザーが剥がれていた箇所も目立たなくなりました。
しかし、着色時の色ムラがリカバリーできない箇所がありました。(踵)
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まとめ(反省点)
・石鹸でガシガシ洗うと表皮が剥げる。
・そこそこ綺麗になる。(汚れたままよりはマシ)
・アドカラーを塗る際は、ファンデーション用スポンジを使い、薄く塗り重ねる。(重要)
・アドカラーがソールに付着する。マスキングした方が仕上がりが綺麗。
以上、スタンスミスのハードなメンテナンス法でした。