最近のメスティンブームで本家トランギアのメスティンは品薄になり、各社からも同様の製品が発売されています。
※「メスティン」はトランギアの製品名ですが、最近は同型のクッカーをメスティンと呼ぶ風潮があります。
私も、トランギア社のメスティンが欲しかったのですが、品薄で価格が高騰していたため、Field to Summit(富士見産業)の「ライスクッカーⅠ」を購入し、愛用していました。
この製品を選んだのは、本家を丸パクリした物ではなく、ハンドルの位置を変え、オリジナル性を出していたからです。
富士見産業は岡山倉敷市にある会社で「FIELD TO SUMMIT」と言うブランドでアウトドア・レジャー用品を販売しています。
前置きが長くなりましたが、この度、本家トランギア社のメスティンを入手したので、ライスクッカーⅠと比較したいと思います。
外観
取手の位置が違う事以外はほぼ同じ形です。
大きさ
縦横の大きさはほぼ同じで、深さが富士見産業の方があります。
重量
容量
実際に水を入れて計測
素材
トランギアはアルミ(無垢)コーティングなし。
富士見産業はアルミ(アルマイト加工)
質感が違います。富士見産業の方が目が細かく、しっとりとした感じ。
アルマイト加工する事で耐久性が上がります。
取手
トランギアは取り外し可能。カバーはプラスチックの様な固めの素材
富士見産業は取り外し不可。カバーはシリコン
ハンドルが2つある富士見産業の方が安定している。
傾けた際、トランギアは取手が倒れる事がある。
富士見産業はハンドルの形状から、ウインドスクリーン使用時にかさばる。
強度
スペック上はトランギアの方が0.1mm厚いですが、ねじったり、たわませてみた感覚だと富士見産業の方が強度が高そうです。(富士見産業を100とすると、トランギアは85と言ったところ)
ほぼ同じ大きさの蓋を測ってみたところ、富士見産業の方が約5g重かったです。実際は富士見産業の方が厚い?
その他
富士見産業にはメモリ付き
価格
トランギアは定価1760円ですが、品薄・高騰中。実店舗にて定価で購入できました。
富士見産業は楽天で送料込み1780円で購入しました。しかし、近所のホームセンターに税込み1180円で売られているのを発見!
一覧表
トランギア | 富士見産業 | |
サイズ | W17×D9.5×H6.2 | W16.5×D9.5×H6.5 |
厚さ | 0.8mm | 0.7mm |
重量 | 150g (実測:155g) | 194g (実測:198g) |
容量 | 750ml (実測:751ml) | 800ml (実測:814ml) |
素材 | アルミ (無垢) | アルミ (アルマイト加工) |
取手 | 取り外し可能 プラスチック?カバー | 取り外し不可 シリコンカバー |
製造国 | スウェーデン | 中国 |
価格 | 定価 1760円 | 楽天で送料込み1780円で購入 ホームセンターで税込み1180円 |
まとめ
・メーカーに拘らず合理的(値段、性能、使い勝手)に選べば富士見産業
・ブランド思考、鏡面加工したいならトランギア
(アルミ無垢なので鏡面加工しやすい。)
富士見産業推しの結果になってしまいましたが、キャンプギアは合理性だけを追求した物ではなく、ギアの歴史や不自由を楽しむ事も魅力です。
どちらも魅力的なギアだと思います。
自分の性格にあわせて選んでみては如何でしょうか。
終わり。