メスティンと富士見産業ライスクッカーの比較

メスティンと富士見産業ライスクッカーの比較

最近のメスティンブームで本家トランギアのメスティンは品薄になり、各社からも同様の製品が発売されています。

※「メスティン」はトランギアの製品名ですが、最近は同型のクッカーをメスティンと呼ぶ風潮があります。

私も、トランギア社のメスティンが欲しかったのですが、品薄で価格が高騰していたため、Field to Summit(富士見産業)の「ライスクッカーⅠ」を購入し、愛用していました。

この製品を選んだのは、本家を丸パクリした物ではなく、ハンドルの位置を変え、オリジナル性を出していたからです。

出典:富士見産業

富士見産業は岡山倉敷市にある会社で「FIELD TO SUMMIT」と言うブランドでアウトドア・レジャー用品を販売しています。

前置きが長くなりましたが、この度、本家トランギア社のメスティンを入手したので、ライスクッカーⅠと比較したいと思います。

外観

流石本家、箱までオシャレ
左:富士見産業  右:トランギア
左:富士産業 右:トランギア

取手の位置が違う事以外はほぼ同じ形です。

大きさ

上:トランギア  下:富士見産業

縦横の大きさはほぼ同じで、深さが富士見産業の方があります。

重量

トランギア
富士見産業

容量

実際に水を入れて計測

トランギア
富士見産業

素材

トランギアはアルミ(無垢)コーティングなし。
富士見産業はアルミ(アルマイト加工)
質感が違います。富士見産業の方が目が細かく、しっとりとした感じ。
アルマイト加工する事で耐久性が上がります。

左:トランギア  右:富士見産業

取手

トランギアは取り外し可能。カバーはプラスチックの様な固めの素材

富士見産業は取り外し不可。カバーはシリコン

ハンドルが2つある富士見産業の方が安定している。

傾けた際、トランギアは取手が倒れる事がある。

メスティンの使い勝手
トランギア
ライスクッカー の使い勝手
富士見産業

富士見産業はハンドルの形状から、ウインドスクリーン使用時にかさばる。

ライスクッカー 使用時の状態
取手を開かないと炎に当たる。

強度

スペック上はトランギアの方が0.1mm厚いですが、ねじったり、たわませてみた感覚だと富士見産業の方が強度が高そうです。(富士見産業を100とすると、トランギアは85と言ったところ)

ほぼ同じ大きさの蓋を測ってみたところ、富士見産業の方が約5g重かったです。実際は富士見産業の方が厚い?

左:トランギア  右:富士見産業
トランギア
富士見産業

その他

富士見産業にはメモリ付き

価格

トランギアは定価1760円ですが、品薄・高騰中。実店舗にて定価で購入できました。

富士見産業は楽天で送料込み1780円で購入しました。しかし、近所のホームセンターに税込み1180円で売られているのを発見!

一覧表

トランギア富士見産業
サイズW17×D9.5×H6.2W16.5×D9.5×H6.5
厚さ0.8mm0.7mm
重量150g
(実測:155g)
194g
(実測:198g)
容量750ml
(実測:751ml)
800ml
(実測:814ml)
素材アルミ
(無垢)
アルミ
アルマイト加工
取手取り外し可能
プラスチック?カバー
取り外し不可
シリコンカバー
製造国スウェーデン中国
価格定価 1760円楽天で送料込み1780円で購入
ホームセンターで税込み1180円

まとめ

・メーカーに拘らず合理的(値段、性能、使い勝手)に選べば富士見産業
・ブランド思考、鏡面加工したいならトランギア
 (アルミ無垢なので鏡面加工しやすい。)

富士見産業推しの結果になってしまいましたが、キャンプギアは合理性だけを追求した物ではなく、ギアの歴史や不自由を楽しむ事も魅力です。
どちらも魅力的なギアだと思います。
自分の性格にあわせて選んでみては如何でしょうか。

終わり。

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