冬用のシュラフを探し求め、タケモ、イスカ、モンベル、ナンガと散々リサーチした結果、「オーロラテックスの防水透湿性能」と「永久保証」に惹かれ、ナンガのダウンシュラフを購入する事に決めました。
しかし、ナンガのダウンシュラフでも種類が多いうえにコラボやショップオリジナルモデルもあり、更に迷う事に・・・。
目 次
1 オーロラテックスとは
ダウンの大敵は水分です。ダウンが濡れてしまうと、羽根が潰れ保温効果が低下します。
そのため、生地に撥水加工が施されている製品もあります。
しかし、効果は一時的で、防水スプレーなどでメンテナンスする必要があります。
シュラフを濡れから守るシュラフカバーもありますが、シュラフと、シュラフカバー両方買うとお金もかかってしまいます。
そこで多孔質ポリウレタン防水コーティング加工のオーロラテックスです!防水性を高めながら、内側からの湿気は逃してくれる優れものです。
しかし、オーロラテックスにも弱点があります。生地にコーティングをする事で、わずかながら重量が増し、しなやかさが低下してしまいます。
それにより、同クラスの保温性能をもつダウンシュラフに比べ、嵩張ってしまいます。
しなやかさや、収納を重視するならば、ダウン(羽根)自体に撥水処理を施したUDDシリーズが良いと思います。
2 永久保証
永久保証をうたうメーカーは多くありますが、内容は様々で、ほとんどが「有償」での修理になります。
しかし、ナンガはダウンシュラフは修理費無料です!
(ファスナー等、一部の修理は有償になるそうです。)
オーロラテックスなど、コーティング加工は劣化が心配ですが、永久保証は心強いです。
3 オーロラテックス使用シュラフ
オーロラテックスを使用したシュラフは主に「オーロラ」シリーズと、軽量化を図った「オーロラライト」シリーズがあります。
また、それぞれでコラボ商品や、ショップオリジナル商品があります。
ショップオリジナルモデルは、色を統一する事や、一括注文により、コストが抑えられ、お得な商品が多いです。
4 スペック比較
お買い得なショップオリジナルモデルを中心に、カタログスペックを表にまとめました。
表にすると一目瞭然ですが、山渓と3tenのショップオリジナルモデルのコスパの高さが際立ちます。2店の違いは裏地の厚さです。値段は安いですが、ダウンは760FPの高品質な物を使用しています。FPはダウンのかさ高を表す数値で、高いほど膨らみがよく、同じ重さでも容量が大きくなるため、保温性能が高くなります。
モデル名にある数字がダウンの量を表しています。ダウンの量とFP値で適応温度が変わっています。
モデル名 | |||||
山渓オーロラ 600DX | 3tenpオーロラ600DX | オーロラ500 | オーロラ750 | オーロラライト 600DX
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快適温度 | −6℃ | −6℃ | 1℃ | −6℃ | −4℃ |
下限温度 | −11℃ | −11℃ | −4℃ | −14℃ | −11℃ |
総重量 | 1,250g | 1,200g | 1,185g | 1,490g | 1,100g |
ダウン量 | 600g | 600g | 500g | 750g | 600g |
ダウン高 | 760FP | 760FP | 650FP | 650FP | 760FP |
収納サイズ | φ18×30cm | φ18×30cm | φ21×28cm | φ22×32cm | φ17×31cm |
表生地 |
40dnオーロラテックス | 40dnオーロラテックス | オーロラテックス | オーロラテックス | 15dnオーロラテックス |
裏生地 | 40dnナイロン | 20dnナイロン | 40dnナイロンタフタ | 40dnナイロンタフタ | 15dbリップストップナイロン |
税込価格 |
34,699円 | 34,800円 | 38,500円 | 47,300円 | 55,000円 |
5 まとめ
ナンガの「オーロラテックス」を使用したシュラフ、「3シーズン用以上」に限定して比較してみましたが、ダウンの封入量や質により、多くのモデルが存在します。ダウンの質もノーマルの物からDX、SPDXなどがあります。
初心者の方は、ショップオリジナルモデルがコスパがよくてお勧めです。
もちろん、永久保証も同様に受けられます。
実際に購入したので、近日中にレビュー記事を書こうと思います。
終わり。